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おくらあえ

おくらの脳内を和え和えする。




はじまる『ラブライブ!』

ラブライブ! 年末まとめ記事

ラブライブ!ってなんなのか」

今夏の『Animelo Summer Live 2012 -INFINITY∞-』や秋の『電撃20年祭』などでライブを行い、よく「ラブライブ!ってなんなの」と聞かれることが増えた。このプロジェクトが開始して1年ほどはほとんど無かったことだ。しかし、この質問に一番困ったのは、ラブライバー達であることに違いない。なにしろ、全く新しい形のプロジェクトであったのだから。

廃校寸前となった学校を盛り上げ、生徒数を増やすために、9人の少女たちがアイドル活動を行う———それがラブライブ!の根幹であり、目指すところだ。実際には、ランティスサンライズ、電撃G's magazineが3社合同で企画をつとめ、楽曲の製作をランティス、その曲に合わせたPVの製作をサンライズ、そしてラブライブ!の始まりでありその進路を"ファンと共に"決める誌上企画を電撃G's magazineがおこなっている。今まで13枚のユニット曲CDと、9枚のキャラソングCD*1をリリースしており、楽曲数は12月28日現在で35曲が出ている。すべての楽曲において作詞を、かのヒットメーカー・畑亜貴氏が手掛けている点は見逃せないだろう。

メインとなる活動を行い、ラブライブ!の代名詞とも言えるのは、9人全員が揃った「μ's」。このユニット名こそ、電撃G's magazineの読者からの投稿と、投票で選ばれたものだ。アニメでもない、だがアーティストとして言われるのはこのμ'sという9人の二次元のキャラクター達。どちらかと言えば、よく言われる「キャラソン」に近い形態なのだろう。ともかく、これがラブライブ!であり、「School idol project」と言われる、新しい形のプロジェクトなのだ。


ロゴには「School idol project」とかかれている。

そのラブライブ!が、来春、TVアニメ化が決定。ファンはもちろん、キャストやスタッフ・関係者も望んだ最高の結果の1つだろう。この年末まとめ記事 vol.2は、そんなラブライブ!を祝って、今までの楽曲を振り返る、筆者なりのラブライブ!の総集編である。2013年、ラブライブ!がもっと加速することを祈って、綴らせていただく。



まずは、2010年8月13日に発売*2された1stシングル『僕らのLIVE 君とのLIFE』だ。

僕らのLIVE 君とのLIFE(DVD付)

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ジャケット写真にはラブライブ!とだけ書かれており、この当時はまだ、ユニット名が決まっていなかった。

この曲を初めて聴き終った時から、2つの意味で「ラブライブ!はじまった」と感じた。
1つ目は俗に言うキタ━━━(゚∀゚).━━━!!!という意味だ。フレッシュ且つアッパーな曲調に合わせて、二次元のキャラクター達がぬるぬると踊っている。その高い完成度に、これは後々化けると、確信せざるを得なかった。
もう1つは、何か新しいものがスタートしたという感覚だ。けれどそれは、明確な何かが見えているスタートではなく、この先どうなるのかという感覚、何か分からないけどやるんだという感覚、畑亜貴氏の言葉*3を借りれば「部活感」や「カオス」だ。PVにも歌詞にもそれが埋め込まれており、初々しさを感じることができるが、それを感じるのはそこからだけではない。ラブライブ!の声のキャスト9名のうち4名はラブライブ!で初めて声優を演じ、また他の4名は経験が浅いうちでの挑戦と、南條愛乃を除いた8名が声優としてまだスタートを切ったばかりであった。その未熟さはCD内の自己紹介パートを聴けば、火を見るよりも明らかだろう。

その4か月後、2010年12月22日に、のちに冬の名曲と称される『Snow halation』が発売。ユニット名「μ's」として初めてシングル曲をリリースした。前述したとおり、このユニット名は電撃G's magazineの読者投稿・投票によるものだ。この「μ's」というユニット名の由来は、ギリシャ神話に登場する文芸の女神「ミューズ」から。


Snow halation(DVD付)

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μ'sとしてリリースした中で、唯一のリリカルバラード。切なさの混じるバラードと冬の寒さに、甘酸っぱい恋を思い出さずにはいられない。PVのラストサビ前のカメラワークと効果は鳥肌モノ。是非手にとって観てほしい。

また9名のポジションを決めたのは、同年の夏におこなわれた人気投票の結果に依る。以下がその結果だ。

ラブライブ!第一回総選挙 結果
1位:高坂穂乃果
2位:園田海未
3位:東條希
4位:星空凛
5位:矢澤にこ
6位:西木野真姫
7位:小泉花陽
8位:絢瀬絵里
9位:南ことり

この当時、筆者は南ことりに票を入れていたが、残念ながら最下位という結果になった。

そして年が明け2011年。
この年もラブライブ!は誌上企画とファンの投票などを行い、ラブライブ!で初となる、3名*3ユニットでのCDリリースをおこなった。

Love marginal

Love marginal


Printemps
甘くキュートな3人が集まった。誌上投票に依る。切ない恋を歌う『Love merginal』に、お菓子やおしゃべりなどの言葉が並ぶ『sweet&sweet holiday』。どちらも女の子らしさがはじける曲だ。
ダイヤモンドプリンセスの憂鬱

ダイヤモンドプリンセスの憂鬱


BiBi
おしゃれでスタイリッシュな3人。同じく読者投票に依る。クールさを存分に出した『ダイヤモンドプリンセスの憂鬱』に、コミカルで一度聴くと忘れられないメロディの『ラブノベルス』を収録。
知らないLove*教えてLove

知らないLove*教えてLove


lily white
純白をイメージした3人が集まった。同じく読者投票に依る。『知らないLove*教えてLove』『あ・の・ね・が・ん・ば・れ!』はどちらも'80年代的なメロディで、新鮮な衝撃を残す。

また夏には、第二回の総選挙に依るポジションでの3rdシングル『夏色えがおで1,2,Jump!』を発売。


夏色えがおで1、2、Jump!(DVD付)

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水着にテラス・浜辺など、夏らしさにセンターの矢澤にこがまぶしい。どんな猛暑も軽く乗り切れる、The・夏なアッパーチューン。
ポジションは以下の順位に依る。

ラブライブ!第二回総選挙 結果
1位:矢澤にこ
2位:南ことり
3位:東條希
4位:高坂穂乃果
5位:園田海未
6位:星空凛
7位:小泉花陽
8位:西木野真姫
9位:絢瀬絵里

筆者はまたも南ことりに投票していたのだが、ここで見事に2位まで上り詰める。後ひと押しと勝手に思い、次もことりに投票することをここで誓う。

そして、4thシングルのポジションを決める、第三回の人気投票の結果に依って、上位3名によるラブライブ!初のソロキャラソンがリリースされた。

順位は以下の通り。

ラブライブ!第三回総選挙 結果
1位:高坂穂乃果
2位:南ことり
3位:園田海未
4位:東條希
5位:矢澤にこ
6位:西木野真姫
7位:絢瀬絵里
8位:星空凛
9位:小泉花陽

ラブライブ! Solo Live! from μ's 園田海未 海色少女に魅せられて

ラブライブ! Solo Live! from μ's 園田海未 海色少女に魅せられて


ソロキャラソン第一弾、園田海未。人気投票で3位となった。新曲『私たちは未来の花』は海未らしい、凛々しい大和撫子なソング。
ラブライブ!Solo Live! from μ's 南ことり ことりLovin' you

ラブライブ!Solo Live! from μ's 南ことり ことりLovin' you


ソロキャラソン第二弾、南ことり。人気投票で2位に。新曲『スピカテリブル』は、内に思いを秘めた恋心をかわいらしくも芯のある強い声で歌いきっている。
ラブライブ! Solo Live! from μ's 高坂穂乃果 ほんのり穂乃果色!

ラブライブ! Solo Live! from μ's 高坂穂乃果 ほんのり穂乃果色!


ソロキャラソン第三弾、高坂穂乃果。見事人気投票で1位に輝いた。新曲『愛は太陽じゃない?』は太陽のような彼女にぴったりな曲。もう一曲の新曲『もうひとりじゃないよ』は対照的なバラードとなっている。


そして2012年。
上記の第三回総選挙の結果によって、高坂穂乃果が再びセンターを踊る、4thシングル『もぎゅっと"love"で接近中!』がリリース。


もぎゅっと“love”で接近中!(DVD付)

もぎゅっと“love”で接近中!(DVD付)

バレンタイン翌日に発売されたこのシングルは、歌詞も甘いテクノポップナンバー。PVではμ'sのメンバーらがチョコを渡しあったりしている、ほほえましいやり取りが見られる。



そしてこの年、声優という概念を覆す一大イベントをやってのけた。それが「μ's First Love Live!」だ。

デビュー曲『僕らのLIVE 君とのLIFE』から、4thシングル『もぎゅっと"love"で接近中!』までの全17曲を、実際にステージで歌い、踊って見せたのだ

ステージ背面にはμ'sシングルのPVが流れ、それと同じダンスを「声優」たちが踊っている。そのシンクロ率も驚くべきものだったが、声優という枠を破り、彼女らがアーティストであることを再認識させられた。
またこのライブではもう一つ、大きな動きがあった。ラブライブ!シリーズのアニメ化決定の発表だ。この時、会場が大いに盛り上がったのはもちろんのこと、キャストらは事前に知って居たにも関わらず涙していた。

また3月に名古屋で『ブシロードカードゲームLIVE2012』に出演した。

そしてその後、ラブライブ!は一気に加速を始める。

まず、デュオ・トリオ企画だ。これは彼女らのキャラクター(性格)によって決定された2〜3人組のユニットで、2012年4月より4ヶ月連続でリリースされた。

ラブライブ!デュオシングル 高坂穂乃果&星空凛 Mermaid festa vol.2 ?Passionate?

ラブライブ!デュオシングル 高坂穂乃果&星空凛 Mermaid festa vol.2 ?Passionate?


第1弾 高坂穂乃果×星空凛
元気ハツラツコンビ
2人の元気を体現しつつもシックに抑えられたシングルを3曲収録。

乙女式れんあい塾

乙女式れんあい塾


第2弾 東條希×矢澤にこ
ラブリーボイスコンビ
別名・ツインテールコンビ。ラブリーボイスであることはもちろん、2人のオッドなテンションをあらわしたシングルを3曲収録。

告白日和、です!

告白日和、です!


第3弾 南ことり×小泉花陽
ロマンチック乙女コンビ
ジャケットから既に漏れ出しそうなほど甘いイメージをそのまま曲に再現。特に南ことりのソロは一聴の価値大いにアリ。全3曲収録。

soldier game

soldier game


第4弾 園田海未×絢瀬絵里×西木野真姫
クール&ビューティートリオ
高身長・クールに加え、それぞれ大和撫子・高貴・ロシアクォーターとクール&ビューティーのカテゴライズがぴったりな3人。曲もそれぞれのキャラクターを再現しつつ、クールなものに仕上がっている。全4曲収録。



これらはファンの人気投票などはなく、初めて製作側がほぼ一意に決定したように思えるが、作画が3rdシングル『夏色えがおで1,2,Jump!』から12月現在までつとめられている西田亜沙子氏で不動になり、初めカオスだった彼女らの気持ちが1つの方向に向き始め、それぞれアイデンティティーを持つようになった証だと言える。


また、同年8月25日・26日に開催された『Animelo Summer Live 2012 -INFINITY∞-』にμ'sとして出演、『夏色えがおで1,2,Jump!』を、大観衆の前で踊って見せた。踊り終えた後のどよめきと余韻は、この日一番だったと言われた(リスアニvol.10.1より)。




そして9月、アニメ化決定から「TVアニメ化決定」と正式に決まる頃、5thシングル『Wonderful Rush』がリリースされる。


Wonderful Rush(DVD付)

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1stシングル『僕らのLIVE 君とのLIFE』と同じく、風に揺れる草むらの上で踊りを見せているが、この5thシングルはステージの上に立ち、また初めてPVにアニメらしい声がつけられた*4。空港を舞台にしているということもあり、「新しく始まる」、つまりラブライブ!がアニメとしてまた始まるんだ、ということを全面的に表現していると考える。

このポジションも第四回総選挙によって決められた。

ラブライブ!第四回総選挙 結果
1位:南ことり
2位:矢澤にこ
3位:西木野真姫
4位:小泉花陽
5位:園田海未
6位:高坂穂乃果
7位:東條希
8位:星空凛
9位:絢瀬絵里

そして一番新しいユニット曲として、10月17日に、ラブライブ!のラジオ番組として毎月15日に放送を続けてきていたラブライブ!Webラジオ 〜にこりんぱな〜 から、テーマソングとして、『ラブライブ! Webラジオ ラブライ部 ラジオ課外活動~にこりんぱな~テーマソングCD』がリリース。

ラブライブ! Webラジオ ラブライ部 ラジオ課外活動~にこりんぱな~テーマソングCD

ラブライブ! Webラジオ ラブライ部 ラジオ課外活動~にこりんぱな~テーマソングCD

そして5thシングルと合わせたこれらのCD発売以降、TVアニメに先駆け、ラブライブ!を特集した雑誌や広報誌が多く出版された。

リスアニ! Vol.10.1 別冊キャラクター・ソング (M-ON! ANNEX 559号)

リスアニ! Vol.10.1 別冊キャラクター・ソング (M-ON! ANNEX 559号)


声優パラダイス Vol.14 2013年 01月号 [雑誌]

声優パラダイス Vol.14 2013年 01月号 [雑誌]

また2013年1月3日には、TOKYO DOME CITY HALLで『ラブライブ!μ’s New Year LoveLive! 2013』としてライブを行われる予定だ。

そして2013年1月9日には『ラブライブ! μ's Best Album Best Live! collection』として、ラブライブ!の今までの楽曲が詰められたアルバムが発売されることとなり、TVやトレーラー、駅や街の広告等が出ている。これらが、ニューカマーとしてラブライバーになる人たちの目に多く映り、さらに盛り上がっていくことを期待したい。

ラブライブ!  μ's Best Album Best Live! collection 【Blu-ray Disc付 超豪華盤】

ラブライブ! μ's Best Album Best Live! collection 【Blu-ray Disc付 超豪華盤】

最後となったが、あと数日後、アニメとして再スタートをするラブライブ!は、また加速するだろう。今からでも遅くない、2013年、アルバムを手に取って見て、アニメを視聴してみて、ラブライバーとして9人の少女たちを応援し、共に過ごしてみてはどうだろうか。その音楽とキャラクターたちは、きっとあなたの人生を良くしていくに違いない。
これからまた、はじまる『ラブライブ!』が、多くのラブライバーと成長することを願って、年末まとめ記事第二弾とさせていただく。


9人のキャラクター及び声優については公式サイトにて。

今回執筆するにあたり、『リスアニ!vol.10.1』の「愛こそすべて、ラブライブ!」を一部引用・改訂させていただきました。

*1:高坂穂乃果、南ことり、園田海未を除く6人は既存の曲をソロ収録

*2:一般販売は同月25日。13日に発売されたのはコミックマーケットでの先行販売。

*3:リスアニ!vol.10.1のインタビューより

*4:『夏色えがおで1,2,Jump!』のときにも少しだけ声はつけられたがPV寄りのものであった