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おくらあえ

おくらの脳内を和え和えする。




TVアニメ『ラブライブ!』第3話観後感

TVアニメ『ラブライブ!』第3話をBS11で視聴。今回も観語感を綴っていきたいと思う。

第3話:「ファーストライブ」

前回のあらすじから。声の担当はことり。
μ'sというグループ名がきまった大きな前進の回だった。すこしの恥ずかしさが漏れながらも大きく紙の真ん中にどんと書かれた「μ's」の文字が印象的だった。

ホイッスルとともに始まる朝練のシーン。練習着でのビジュアルは初めてだったはずだが、3人ともえらくかわいい服で踊っている。

練習を覗き見る真姫とのシーンでは、ツンツンして自分のしたことを隠そうとするも、ぜんぜん隠せていないところがいかにも彼女らしくて愛らしい。というか元からバレバレ。
自分たちの歌った曲を聴いてほしいとプレーヤの再生ボタンを押したところでオープニングタイトルへ。


  • オープニングタイトル

今日1月23日に発売となる「僕らは今のなかで」。

僕らは今のなかで【DVD付】

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アニメイトなどの各店舗で購入すると特典がつく(一部ではエンディングタイトル「きっと青春が聞こえる」との連動)。


  • Aパート

花陽がμ'sのライブビラをさっさかと取るシーンから。アイドルに興味があると思われたくないのだろうか。とにかく普段の言動からは想像できないはやさでビラをゲット。偶然通りかかった真姫に気付かれるが、真姫はμ'sのビラと花陽をちらと見て、初めて笑顔らしい笑顔を見せた。

かわって校門から校舎への桜道を歩く2年生組の3人のシーン。校内に貼ったビラはわりと生徒たちの目についているようで、グループ名と合わせて呼ばれるようになっていた。踊って見せてよと頼まれ、生徒歩く道の真ん中で穂乃果とことりは踊りだそうとするが、海未がどこかへ逃げる。気持ちの強いイメージのある海未だが、人前で踊るには緊張してしまうらしい。練習の時の穂乃果たちとの立場のちがいがおもしろい。観客を野菜に例えればいいというシーンも、BGMと合わせてコミカルに描かれていてたのしかった。
地味にゲーマーズが出てきた。最後のエンドロールにも、協力の項にそれが記してあった。


校門前でビラ配りをするシーンでは、矢澤にこが登場。「要らない」と言って立ち去るが、どこか他の生徒とは反応がちがう。アイドルの天性が彼女の自制心をくすぐっているのか。←アニメからの参入者へのネタバレ

花陽がまた声をかけてくる。観に行きますとだけだったが、今の3人にとってそれはとてもうれしい言葉だったに違いない。

ことりが衣装を持ってくるシーンでは、海未がまたスカート丈について怒る。BGMが若干大和な感じに。気圧されることりと怒る海未、このやり取りは小気味よくて好き。
結局、穂乃果とことりの純粋な気持ちにもっていかれ、海未も心を決める。

その夜、神社にお参りをしてファーストライブの成功を祈る。3人それぞれの思いを抱きながら、星空を見上げるカットのあと、Bパートへ。


  • Bパート

新入生歓迎会のあと、2年生組3人が講堂前でビラ配りをしているシーンから。また同級生がいろいろと手伝いをしてくれている。あとに分かる彼女らの名前は、ヒデコ(三宅麻理恵)、フミコ(山本希望)、ミカ(原紗友里)。

更衣室、初めて衣装を着るシーン。ノースリーブにミニスカート、やはり衣装だけを見るのと着て見るのとでは違うらしく、海未はまた恥ずかしがっているが、穂乃果とことりと並んでみて、すこし気を変えることができたようだった。この衣装は初めてのものだが、パステルカラーながらも露出が多めでかわいかった。

凛が花陽を驚かすシーン。その後陸上部にいこうと凛は半ば強引に花陽を連れ走る。おなじみの「誰かたすけてぇぇぇぇ」をアニメで初めて聴くことができた。

生徒会室では、希がちょうど帰ろうとしている。なにか気にかけているような絵里に対してウチは帰ろうかな(半棒)とだけ言って希は去る。

変わって、穂乃果たちがステージ上垂れ幕の後ろで待機しているシーン。3人とも緊張しているようだが、色々と話したり、穂乃果が笑わせたり。すこし緊張が解けたようにみえ、視聴している自分も少し落ち着けた気がした。手をつないでいる3人の背が映っているシーンでは、今まで頑張ってきた穂乃果たち側の視点に立って見ることができると同時に、彼女らが幼馴染であるということがなぜか伝わってきた。

「μ'sのファーストライブ、最高のライブにしよう!」

穂乃果の最後の喝にことりと海未は各々にうなずいた。やがて幕が左右にひらく。目を閉じて現れた彼女たちを迎えるのは拍手かと思われたが。

しかしそこには誰も座って居なかった。無人の観客席、立ち見も、人影もない。エレジーなBGMと、むなしいほどにだだっ広いステージに、3人の立ち姿がひどく痛く映える。

同級生たちのがんばりも虚しく、現実を突きつけられた彼女たちは呆然とする。そして開口一番、ことりと海未は穂乃果の心配をした。それもそうだ、スクールアイドルをやろうと言い出したのも、ことりを後押ししたのも、海未を支えたのも、すべて穂乃果の元気があってこそだったから。彼女の提案にのって後悔したことなんてあったか、ことりはそうとも言っていた。この時のことりの目の潤みが、ほんとうに心に刺さる。

思い出す練習のことや、みんなの応援、しかし「世の中そんなに甘くない」。そう笑顔で言った穂乃果だが、笑っていられるはずが無かった。上唇が嫌でも震える。視界がにじむ。唇を噛んでいないとやりきれなくなる。ことりも、海未も、もうこらえきれなかった。著者もここでどばどば泣いた。

しかしそこで花陽が急いで会場に入ってくる。息切れし抜けた声でライブは...?とつぶやく。

穂乃果にはそれだけでよかった。気を持ち直す。そして今までやってきたことを、今出すために歌い始めた。

挿入歌「START:DASH!!」だ。

歌詞は省くが(深夜テンション)タイトル通りにスタート、ダッシュのコールを使いダンサブルな曲調ながらも、シックに抑えられ、切なささえ感じる。

ダンスの最中に、凛、にこ、真姫、希、絵里らも集まってきて、まさにアニメがはじまって以来、ラブライブ!プロジェクト中のμ's結成のスタートダッシュを切ったような画となった。そして踊り終えた後には、たしかにその場にいた全員の心に何かを残していた。

最後、絵里と穂乃果の会話のシーン。絵里のどうするつもりかという鋭い問いに、穂乃果はストレートに続けます、と答える。

観客は少なかった。それでも今は続けたい。何かをやってよかったと思えたから。そして、今自分たちがここにいるという、この思いを届けたい。そう言った。

そして、この場所をいつか満員にすると、宣言する。これによって、今までアニメ・ラブライブ!の方向性が、μ's9人の集結なのか、学校の廃校逃れなのか、など多くあったものから、大きくひとつの目標に絞られた。

そのままエンディングタイトルへと入っていく。


  • エンディングタイトル

前回と同じく「きっと青春が聞こえる」だが、「START:DASH!!」からのつなぎがない純正なものを初めて聴くことができた。
オープニングタイトルの項にも記したが、こちらも各店舗で購入することで店舗特典が付く。

きっと青春が聞こえる

きっと青春が聞こえる



  • 総括

初めてのライブや、9人が同じ場所に揃ったり、今後の穂乃果の目標の宣言など、かなり大きく動いた回だと思う。

次回は「まきりんぱな」と1年生トリオを焦点にしているらしいが、にこがなかなか出てこない辺りかなり焦らされていると感じる。コレは後々に彼女の天性に鳥肌立つパターンか。これからも展開が楽しみである。

画像の著作権は「© 2013 プロジェクトラブライブ!」に帰属します。