おくらあえ

おくらの脳内を和え和えする。




『ラブライブ! μ's Best Album Best Live! collection 』のBlu-rayから今までのPVを振り返る

ラブライブ! μ's Best Album Best Live! collection 【Blu-ray Disc付 超豪華盤】』が先日Amazonから届いた。コレは今までのラブライブ!のソロシングル以外の楽曲を2枚のディスクに詰めたアルバム3種類のうち、いちばん多く特典がつく、名の通り超豪華なバージョンだ。

このアルバムに収録されている曲の入ったCD全13枚が収納できる三方背(ほぼ正方形で一辺10cm弱)のボックスだけがとどいたので、ホントにこの中に全ての特典が入っているのだろうかと心配になった。

しかしまあ開封してみると、まあ綺麗に詰められていた。省スペース、省エネ。特に商品が痛んでいるようなこともないので、コレはオフライン購入者にもやさしい。

ところで今回のアルバムには3種類タイプが存在すると冒頭に書いた。超豪華版、Blu-ray付通常版、通常版だ。ここでは、超豪華版とBlu-ray付通常版についてくるBlu-rayディスクの中身について綴りたいと思う。

まずBlu-rayのレーベル面には、CD2枚といっしょに入れられているパッケージの画が描かれている。1stシングル「僕らのLIVE 君とのLIFE」PV内で見せた、音楽隊を彷彿させる赤と黄を基調とした衣装を着ているが、画そのものは描き下ろしだ。懐かしさを感じるが、2年前とは雰囲気が違う。それは作画が西田亜沙子氏に替わったから、というだけではないだろう。
収録されているPVは今までのμ'sとしてリリースした5つのシングル曲「僕らのLIVE 君とのLIFE」「Snow halation」「夏色えがおで1,2,Jump!」「もぎゅっと"love"で接近中!」「Wonderful Rush」。これらのPVはそれぞれ発売されたCDについてくるDVDでも観ることができるし、YouTubeに公式でアップされている試聴動画でも観ることができるのだが、いかんせんDVD画質である。それが今回初めてBlu-rayとして観ることができる、ということで、割と楽しみにしていた。

では、実際にPVをみていく。

1.僕らのLIVE 君とのLIFE
穂乃果が走っているシーンから。この時の「First Live」という表記から、すでに次があるという期待を抱く。また「僕らのLive 君とのLife」という表記が正規の曲名と違うのが気にかかる。一体どんな意味があるのだろう。
曲が始まると、秋をしらせる、まだ少し暑さのある風が芝生を揺らす音ノ木坂学院の校庭に、まだ名もないグループの9人の女子高生が立っているシーンに。自分はこのPVを本当に久々に観たのだが、いま観ても「部活感」が残る。我が子の運動会のダンスを観るような、そんな懐かしい気持ちにもなる。だが、それは決して幼いという意味ではなくて、成長の過程、その発端を生で観ている感覚。耳に残るかわいらしいメロディだが、それぞれがソロで歌うパートに、キャストの感情を含むつよい意志を感じられる。
初めて観た、2D作画と3DCGの融合に戸惑いやある種の不気味さを感じたが、曲を聴きおわったとき、たしかに2ndシングルを購入予約していた。

2.Snow halation
それぞれのキャラクターたちが、特に穂乃果以外は初めて歌以外の声を入れたPV。まだ声優として経験がないキャストたちの初々しさを感じることができる。話を聴いていると、それぞれ誰かに思いを馳せているようだが、コレはあくまでPV上の演出、彼女らもアーティストなのだ。3次元が声元の曲に2次元の映像を当てているだけで、何が違うというのだろう。
曲が始まる。イントロがすでになつかしい。ウィンターソングには定番なベルやストリングスがちりばめられていて、輝かしくもせつない恋をうたう。ファンの間で「冬の名曲」と称されるだけはある。ラストサビの前の街頭の演出は、何度観ても鳥肌が立つ。「Snow halation」でイチオシのシーンがあるとすればここだろう。
曲が終わると、再び穂乃果だけのアニメシーンが入る。「あなたのことが—」、その先は、ファンの想像におまかせ。

3.夏色えがおで1,2,Jump!
「Snow halation」が冬の名曲なら、私はこの曲を夏の名曲として推したい。3rdシングル「夏色えがおで1,2,Jump!」は、「Snow halation」とは打って変わって、真夏のアッパーチューン。
今回も始まりはアニメのような感じで声が入る。まだまだ、アニメを主食とする者としては、受け容れづらい声調。だがそれもぐんと減って、前回よりも断然ききやすくなった。
曲が始まると、いきなりの「Summer wing」のコーラス。からの「飛んで Summer wing」。この出だしを聴くと、もうテンションがあがらずにはいられない。
水着を着た美少女たちが、テラスの上で、夏色のつよい日陽しに照らされながら、きらきらと踊る。衣装も1st・2ndに比べて、個々のキャラクター・カラーが表現されていて、観ていてたのしい。今思えば、ここから初めて、みんなが違う衣装を着るという魅せ方がはじまっていた。
ラストサビ前になると、シチュエーションは一気に、花火が咲き街明かりがバックを彩る夜景に。センターの矢澤にこからのラストサビで盛り上がりは最高潮になる。
2012年の夏に開催された『Animelo Summer Live 2012 -INFINITY∞-』ではこの曲が披露されたと聞くが、この時の会場の雰囲気は相当だっただろうと想像する。
もし今年も同じセットリストで披露されるのならば、それは1年前とは、全く違う勢いになるだろう。

4.もぎゅっと"love"で接近中!
バレンタインの翌日に発売された、μ's史上、もっともスウィーティーなテクノポップナンバー。歌詞はどのフレーズをとっても甘い単語が並び、衣装のメイド・フリフリ・ニーソ率の高さと、頭がくらくらしそう。
PVは始め、9人のシルエットから始まり、以降バックスクリーンやステージのライトなどに加え、俯瞰で観られるライブ会場などの画から、カラフルで贅沢なチョコレートを想像させる。
今までのシングルで、もっとも盛りあがりに欠けるとも言えるが、女の子らしさを、9倍濃い味でたのしむことができるので、聴いたあとの充足感は他と比べ物にならない。
最後には9人全員で、チョコレートをこちらに向かって渡してくるシーン。このおかげでラブライバーは全員、バレンタインにチョコなし、なんてことはなかっただろう。

5.Wonderful Rush
μ's最新のシングルであり、再スタートの象徴ともいえる「Wonderful Rush」。朝焼けの飛行場に、ピンクのアプローチライトが光るシーンは、旅立ちの日を彷彿させつつも、その道先はしっかりと捉えているという、ラブライブ!TVアニメ化を表現しているよう。
PVはことりが家にあるモノを忘れ飛行機に乗り遅れる、というシーンから始まる。アニメ化を意識してか、今までのPVに比べ、コマのつなぎ方がよりアニメらしくなっている。
曲が始まると、朝焼けで暗いシーンからドンと昼間の明るさになり、同時にダンスと歌が始まる。はじめから力強いコールを入れ、フレッシュ且つエネルギッシュな曲調に、たしかな再スタートの音を感じる。
第4回の選挙に依るポジショニングでありつつ、西木野真姫の高く透き通るコーラス、それに乗るように矢澤にこのラップが入り、ラストサビ前に南ことりがソロで歌う、その直前に、フォーメーションとしては初めて観られるアン・シンメトリーが、自然な美しさを出す。
そしてことりの「Oh yeah」の掛け声と共に、ステージ・ファイアワークが奥から手前へ高くふき上がる。きらきらとした演出がとてもきれいだ。
曲がおわると、シーンが飛行機内に変わり、ことりの忘れものが判明する。なにかアニメ化に際してのキーアイテムかと思われたが、忘れ物はなんと枕。なんともことりらしい、最後であった。

総括
今回、Blu-rayで全5つのPVを観てまず驚いたのは、やはり画質。DVDと比べるとその差は一目瞭然で、数々の演出がさらに繊細に見え、とても楽しかった。発色がよいため、「もぎゅっと"love"で接近中!」では、よりBlu-rayならではの画質をたのしめるだろう。

このBlu-rayは冒頭に記したとおり、5000円以上のBlu-ray付通常版と超豪華版にしか付かない。しかし、今までのDVD付シングルを購入するよりははるかに安く、さらにCD曲もソロの4曲以外全て付いてくるのだ。
すでにラブライバーたちは購入し、Blu-rayでのラブライブ!のPVを楽しんでいることだろう。もし手に入れていないラブライバーはすぐに購入することをつよくオススメする。また、ラブライブ!の曲を聴いたことがない、という人も、これを機に購入してみてはどうだろうか。きっとまたひとつ、楽しいものに巡り会えると、私は思う。