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おくらあえ

おくらの脳内を和え和えする。




『きまぐれラブライブ!通信 vol.23・24・25~TVアニメ『ラブライブ!』11~13話観後感 ~』

第10話「先輩禁止!」観後感はこちらから



第11話「最高のライブ」
前回のあらすじは矢澤にこが担当。これが放送された3月上旬ころは無かったがスクフェスのCMで1人「にっこにっこにー」とだけ言っていたことを彷彿させます。

アバンでは穂乃果の紹介から始まり、廃校のいきさつを語る流れ。しかし序盤とはワケがちがう、μ'sはアイドルランキングを19位にまで上げ、「ラブライブ!」出場可能圏内の20位をわずかに上回っていました。すごい。

高まる穂乃果、いつもより2倍増しで元気。叫んだ穂乃果から快晴の空にカメラが向いてアバンが終わり。

Aパートではヒデコ、フミコ、ミカの3人も登場しました。

学園祭の講堂使用許可決めのくじ引きでは、予想はしていたが希の祈祷もむなしく、見事に外れを引く。さすがμ'sイチの芸人です。死んだような顔をしている9人がおもしろい。練習着に着替え屋上に集まったあともものすごい顔に。花陽のオーバーリアクションな涙がおもしろすぎました。


いろいろと案が出た末に、屋上でやることに。μ'sのホームステージ、人が集まりづらい欠点はあるけども、お客さんが興味をもってきてくれるような大きな声で歌えばいいよと穂乃果の一声。ここの各人の言う「μ'sらしい」というのが初期のラブライブ!の知名度を暗示しているように感じました。


解散後帰宅する途中、憂いた顔で穂乃果になにかを言いかけたことり。結局言えずじまいで帰宅し、まだ決断することができないまま・・・。



翌日、セトリについて話し合うμ'sたち。穂乃果の思い付きから始まったこの活動の目的、ラブライブ!出場と廃校阻止、それが目前にまで来たこともあって、穂乃果の熱の入り様はいつもより強いと感じました。そんな彼女の熱に押され、穂乃果の提案を受け入れた8人。ちょうど立っている穂乃果でことりの表情が見えない演出が巧いですが、その後の個々のアップでやはり憂いた顔をしていました。





そのあとも何度か穂乃果に伝えようとしますがやる気満々な穂乃果の調子を崩すようなことを言いたくなるわけもなく・・・。


そんな熱の入りすぎた穂乃果は結局周りを惑わせてしまい、また自身も風邪を引くという大失態を犯してしまいます。絶望する穂乃果の表情が不安を誘います・・・。


一方でことりは海未にだけ悩みを打ち明けます。



学園祭当日、あいにくの雨。風邪を引きながらも、もちろん登校してきた穂乃果は、むしろメンバたちを活気づけ、ライブ決行。

流れた曲は「No brand girls」。直訳すればブランドでない少女たちと読まれるそれは、9人になってなおまだまだ”これから”を進む、つまり”No brand”な自身たちを、ロックサウンドに乗せて歌う、μ'sイチゴリゴリであろう曲です。



演出が終わった後、直ぐに穂乃果は熱で気を失いかけ倒れます。薄れる意識の中でも彼女は次の曲をとつぶやきますが、身体はすでに動かず・・・。

せっかくここまで来たんだからというつぶやきにはっとさせられることり。この言葉がなおことりを悩ませたと感じます。

気を失ってしまった穂乃果のアップでBパートが終了し、第11話の全てが終了しました。





第12話「ともだち」
熱を出してしまった穂乃果の家に来たμ'sメンバから告げられた突然のラブライブ!出場辞退の報せ。落ち込んだ穂乃果でしたが、それまでの努力の甲斐あってか、音ノ木坂学院は来年度の生徒募集も始め、廃校は一時免れました。

祝いの会をひらくμ'sたち。そんな中ライブ前から一人やきもきすることり。ライブの前に、ライブの後に、と不本意にも後伸ばしになってしまった海外留学の知らせは、ついに唯一相談していた海未の口から告げられました。

表情が見えない穂乃果のカット、また今まで見たことのない怒りと悲しみが混ざった彼女の表情が印象的。ことりも泣いて、こっちに来て初めてできたともだち、ずっと一緒にいたともだちに伝えようとしなかったわけがないと言いました。
穂乃果を突き飛ばしたときの効果も印象的。



そんなことりを思って絵里らが提案したのは、ことりのために最後のライブを9人でやろうというもの。大人的な案で、とても良いものだと思いましたが、穂乃果はもう廃校は無くなったんだから、スクールアイドルを続ける意味はないと言います。
初めて自分の思いをぶつけて怒るにこ、必死に止める真姫が見ていて胸にきます。つらい。

じゃあ、穂乃果はどうしたいのか・・・。絵里のやりたいことに誘った穂乃果自身が、今度は絵里から何をやりたいのかを問われます。穂乃果の答えは「スクールアイドルをやめ」ること。これには一同衝撃、ぼくも衝撃。

そのまま無言で立ち去ろうとする穂乃果に海未の平手打ちが。おそらく初めて殴ったんではないでしょうか。なぜかこみ上げる涙とともに最低ですと言い切った海未のカットで第12話が終了しました。

今までの話で9人それぞれのやりたいことをフォーカスしてきた『ラブライブ!』。第1話では唐突な思い付きで”スクールアイドルがやりたい”という穂乃果のやりたいことを焦点にしていましたが、この第12話では穂乃果の本当にやりたいことが問われていたと感じました。
穂乃果の本当にやりたいことは・・・。第13話でそれは判明しますが、この時点では”ことりを含めた9人でμ'sをやっていきたい”という気持ちが垣間見られたように思います。




第13話「μ'sミュージックスタート!」
スクールアイドルから離れ、以前の日常に戻った穂乃果でしたが、その隣には海未とことりはおらず・・・。ヒデコ、フミコ、ミカといっしょに帰ったり遊んだりを楽しんでいましたが、本当に自分のやりたいことに気づきます。

海未を呼び出して初めてライブをやった講堂で穂乃果は本当の気持ちを言います。ファーストライブの時に確かに感じたスクールアイドルを続けたい、やりたい気持ち。やめるとは言ってもその気持ちは変わっていませんでした。廃校とか、ラブライブ!出場とかじゃなくて、ただ歌いたいと言います。きっとそこには、海未やことりと一緒に続けていたいという気持ちも含まれていたのかなあと思います。

その気持ちに海未は気づいていました。穂乃果が自分の気持ちに嘘をついている。スクールアイドルをやめたいだなんて本当は思っていなかったこともお見通しでした。

そして海未は穂乃果に、知らない世界へ連れて行ってとお願いします。歌われる「ススメ→トゥモロウ」の歌詞が響きます。

海未に言われ、ことりを迎えに穂乃果は走りました。そしてことりに、素直に「スクールアイドルをやりたい」「ことりちゃんと一緒にやりたい」と言いました。これが穂乃果の本当にやりたいことでした。


急きょ戻ってきた穂乃果とことりを加えて、再び9人そろったμ's。1,2..のナンバーコールがライブを彷彿させます。

開ける幕。その先に見えたのはがらりとした空席ではなく、席いっぱいの観客でした。いつか満席にすると言った穂乃果の夢が達成された瞬間でした。

穂乃果が歌う「またひとつ 夢が生まれ・・・」そのままに、μ'sは新しい夢に向かって、走り出すことを決意。「μ'sミュージックスタート」の掛け声とともに、第13話が終了、アニメ『ラブライブ!』の全話が終了しました。




総括
主にメンバーのやりたいことを焦点に、μ'sの結成過程を見ながら進んできた『ラブライブ!』1期。希や凛、真姫のやりたいことがやや不明確ではありましたが、それぞれ絵里や花陽、そして穂乃果に引っ張られスクールアイドルを続けていたように感じます。

全体的な感想としては、過去のプロジェクト活動のパロディを多く含みつつ、アニメからラブライブ!に触れた人たちにとっては見易いよう、また昔からの人にはこんな過程があったのかと新しい発見をできる、両者にとってそれぞれ楽しみ方のある作品になっていたかなと思いました。



以上、非常に簡単ですが、TVアニメ『ラブライブ!』観後感でした。

別記事:『八日刊ラブライブ!vol.11 ~TVアニメ『ラブライブ!』2期で泣くことはできるのか~』 - おくらあえ